今までの研妻生活で、辛かったこと、そして良かったこと。
■辛かったこと1「セットアップ」
私が、研妻としてアメリカに渡って来たのは、1998年4月。
今のようにインターネットも、研究留学ネットもない時代です。
情報収集といったら、本屋さんで留学関係の本を買う程度でした。
それまで、アメリカなんて、旅行で行くところで、まさか自分が住むことになるなどとは、露程にも思っていませんでした。
でも、「行けば何とかなる」という無責任な夫の言葉を信じていたので、不安はありませんでした。
まあ、知らぬが仏ということです。
行き当たりばったりが楽しいのは旅行だけ、ということに気付くのには、それほど時間はかかりませんでした。
「行けば何とかなる」と豪語していた夫も、同じ気持ちだったと思います。
何一つ、自分の思ったとおりに事が運ばす、心の余裕がなくなって、ケンカばかりでした。
■辛かったこと2「お金」
この事に関しては、現在進行形なのですが、貧乏生活は決して楽しいものではありません(当たり前ですね)。
毎日、あらゆる物を無駄に消費していないか、気にしながら生活していると、日を重ねるごとに、気持ちがすさんできます。
挙げ句の果てには、他人と比べたりしている自分に気が付いて、自己嫌悪に陥ったりします。
でも、人の幸せは、お金の有無によるものではないと、心の底から思えるようになりました。
どんなにお金持ちでも、悩みがあったり、不満があったりするものです。上にはキリがありませんからね。
本当に幸せな人は、日常の小さな出来事でも「幸せ」と感じられる人。
例えば、家族でご飯が食べられたとき。
子供が、お手伝いをしてくれたとき。
家族が健康であること。
■辛かったこと3「英語と車の運転」
アメリカ生活で、もっとも必要なスキルは、この二つだと思います。
特にお子さんがいる方。いくら学校へはスクールバスで行くとしても、
突然、学校で具合が悪くなって迎えに来てと電話がかかってきたら?
個人面談がある時は?
習い事は?
お友だちとの約束は?
急な発熱で病院に行くとしたら?
そして、英語も必要です。
しかも、現地に行っただけでは何ともならないのが英語。
アメリカに着いたその日から、本番です。
■良かったこと
辛かったことすべてが、良かったことです。
辛いセットアップを経験したから、人に優しくなれた。
貧乏を経験したから、人の幸せに気が付いた。
英語と車の運転に苦労したから、努力して、前より出来るようになった。
それと、もう一つは、いろいろな人との出会いです。
日本で暮らしているだけでは、出会うことのない人とお話しすることで、自分の考え方が広がりました。
どんなに悪いことでも、良い面が必ずあるはずです。
その良い面を探し、そっちの方向から物事を見られるようになりました。
これからも、山あり谷ありの私の研妻生活ですが、失敗をおそれずに、ポジティブに。そして、周りの人に少しでも「幸せ」をあげられるような、そんな人間になりたいです。





