日本語補習校は、月曜日から金曜日まで現地の学校に通っている、原則的に日本人の児童を対象とした、週1回(ほとんどの場合が土曜日)の日本語学校です。アメリカ国内には、約80校の日本語補習校があります。

補習校の運営は、主に各家庭からの月謝で成り立っていますが、企業や個人からの寄付金、そして、規模の大きな補習校は、日本政府からの援助を受けて、非営利団体として運営されています。月謝の金額や、就学学年、運営の総則・規定などは、補習校ごと独自に決められています。
また、補習校は校舎を持っていないところがほとんどですので、現地の大学の校舎や教会などの施設を借りて授業を行っています。そのため、運営以外にも、机の設置や片づけ、図書の管理など、保護者に科せられる仕事は日本の学校以上にあります。PTAの活動がある学校もあり、先生、生徒、保護者間の交流を図る架け橋的役割をしています。
学期は、2学期制と3学期制の学校がありますが、現地校が夏休みに入る6月から、日本に一時帰国するご家庭が多く、一学期の通知表を渡すタイミングがずれてしまうことから、2学期制にしている学校も少なくありません。日本へ一時帰国される方の大半は、日本の学校に体験入学をされています。
各先生方は、現地で生活されている就労ビザをお持ちの方です。教員免許を持っている方、持っていらっしゃらない方、国際結婚をされている方、駐在員の妻、研究者の妻(実は私も経験有です)さまざまです。
入学に際して、簡単な試験と面接が行われることがありますが、これは、学年相応の日本語力があるかどうかを判断するためのものです。日本の学校に通われている方でしたら、まず、問題ないでしょう。
私の子供達が通っている補習校では、国語、算数の2教科のみ、日本の教科書に則った授業が行われます。それぞれ、3〜4冊のドリルを購入し、毎週、宿題として少しずつ進めていきます。担任の先生によっては、ドリル以外に、独自に漢字プリントや計算プリントを作成し、宿題として出してくださります。課外活動としては、月1回、小学校3年生以上の希望者を対象とした、習字の授業を行っています。
また、年に2回、漢字検定の受検を実施したり、「運動会」「学芸会」などの年間行事を通し、日本の習慣や文化を体験する場としての役割も果たしています。保護者向けには、年に1度、教育講演会を開き、日本語をどの様に保持するか、バイリンガルに育てるには何が重要なのか、を考える場を設けています。
しかし、世界中の補習校で「家庭は第二の学級、保護者は第二の担任」と言われている通り、滞在年数が長くなれば長くなるほど、日本語を維持することは難しく、家庭でのサポートがとても重要となります。
お子さんの日本語の会話に、「野球をあそぶ」「きょうだいを持ってる」などのフレーズが出てきたら...要注意でしょう。





