アメリカには、日本にはない習慣がたくさんあって、戸惑うことが多いなか、この習慣は、日本にもあったらいいのに、といつも思っています。

アメリカのレストランは、どこへ行っても出てくる量が、とにかく多いです。
日本のレストランの二人分が、だいたい、こちらの一人分くらいでしょう。メニューを見ていると、あれもこれも頼んでしまって、出てきた量にびっくり!このような経験は、最初のころよくやりました。
周りの方を見回してみると、ボリューム満点のお皿がテーブルに運ばれてくると、嬉しそうな微笑みが、思わずこぼれ「味はともかく、この量でなければ満足できない」そんな思いが伝わってきます。
でも、このお料理を、皆さん、全部食べきるのか?と言われると、そうでもありません。
食べ物を残すことに、あまり抵抗感のないアメリカ人は、お腹がいっぱいになれば、たとえたくさん残っていても、無理して食べることなく残します。それは、子供に対しても同じです。
「残さず全部食べなさい」と躾ける日本人とは対照的に、子供が「お腹いっぱい」と宣言したところで、食事は終わり。それ以上は、あまり強制しません。
レストランでは、残さず全部たいらげる人の方が、珍しいくらいでしょう。そして、残った食べ物は、ドギーバッグに入れて、家に持ち帰るというわけです。そうです、ドギーバッグとは、レストランで食べきれなかった食べ物を入れる、入れ物のことなのです。
もともとは、残り物を、飼っている犬のために持ち帰る習慣があったことから、「Doggie Bag」と言われるようになったようです。現在は、「Doggie Bag」よりは「Box」と言うことがほとんどです。
レストランで、机の上に大量の食べ残しがあり、満腹でお腹を抱えていると、店員さんがやってきて、「持ち帰りますか?」とか「Boxにいれますか?」とか聞いてくれます。また、こちらから「Boxを持ってきてもらえますか?」とリクエストしてもよいでしょう。
レストランでは、このDoggy Bagを必ず持っていてますので、気軽に店員さんに聞いてみましょう。こちらから、お願いするときは、Boxを動詞として使って「Box, please.」と言えば、大丈夫です。
Doggy Bagの習慣を知ってからは、メニューを決めるときも、食べきれなかったらどうしよう、という不安もなくなりました。
サンドイッチなどは、次の日の朝食にと、最初から計算して注文するときもあり、主婦にとってはありがたい習慣の一つではないかと、私は思っています。





