小学校が始まる前に、Kindergartenという準備段階が一年間あるというシステムは、アメリカ独特のものでしょうか?この「Kindergarten」からが義務教育ですので、アメリカの家庭では、日本より1年早い、5才から義務教育が始まります。
私が住んでいる州では、「8月31日までに満5才の誕生日を迎えた児童は、9月から始まるキンダーガーテンに入ることができる」となっています。
ちなみに日本の学校との関係で言えば、4月から8月生まれのお子さんは、9月から日本より一年上の学年で新学年を向かえ、9月から3月生まれのお子さんは、9月から日本と同じ学年を始めることとなります。
日本では、幼稚園は義務教育ではありませんので、必ずしも幼稚園に行く必要はありません(今の時代あまりいらっしゃらないと思いますが)。また、公立の幼稚園に通うとしても、月謝はかかりますが、アメリカでは公立のKindergartenに通うのであれば無料です。
実際のところ、Kindergartenに行く前の3〜4才から、Pre-KindergartenやPre-School(有料)に通われる場合が多いので、Kindergartenの年齢に上がると、家計が楽になるというわけです。(近々Pre-Kindergartenも無料になるという噂もありますので、確認してください)。
では、Kindergartenは「幼稚園」なのかそれとも「小学校」なのでしょうか。日本にはないシステムなので、どうもイメージしにくいのですが、親として見ている限りでは、その中間の位置づけと感じます。うまく一言では表現できないのですが、「小学校に上がり、本格的に勉強が始まる前に準備をする学年」でしょうか。
州や学校によって様々なのですが、あくまでも遊び中心で、その中から、学校生活において大切な基本を、1年間かけて学びます。
例えば「授業の受け方」や「宿題のやり方」また、「先生やお友達との関わり方」などの「集団生活での過ごし方」が、重要視されているように感じます。「show and Tell」は、どの学校でも行われるカリキュラムです。
また、「ハロウイーン」や「クリスマス」といった行事にも力をいれていますし、楽しいイベントがたくさん盛りこまれているのも、特徴の一つだと思います。
まるで遊んでばかりのように思われますが、遊びを通して読み書きの基礎であるフォニックスをしっかり習うのも、このKindergartenです。Kindergartenが終わる頃になると、簡単な本が読めるようになり、簡単な文章も書けるようになります。この1年間で柔軟な5才児たちは様々なことを吸収し、飛躍的に成長していきます。初日と最終日でこれほどまで成長する学年は他には無いのではないでしょうか。
こうして1st Gradeに上がった時には、そのまま勉強にスタートダッシュがかけられる、という仕組みになっているようです。
日本の小学校1年生の1学期が、このKindergartenの1年間に相当するのものと私は解釈しています。





