ARプログラムとはAccelerated Reader Programの略で、生徒に本をたくさん読ませるためのプログラムです。アメリカ中すべての学校で、このARプログラムを導入している訳ではないと思いますが、読書に力をいれていることは、どこも変わりないと思います。

これは、ARプログラムに登録されている本の中から自分の好きな本を読み、その後に、学校のコンピューターで、その本の内容をどれだけ理解しているかを試すテストを受けます。
各本にはそれぞれレベルとポイントが決められていて、レベルは、たとえば4年生でしたら4.0〜4.9の範囲内が学年相応となります。ポイントはその本の長さによって決まっているようです。テストは、その本をどのくらい理解したかをためすもので、テストの点数がよければ、ポイントもたくさん取得できるという訳です。結果はテストを受けた直後に画面にでるようです。
先生から1学期ごとに、取得しなければならないポイント数があたえられていますので、それに達するまで本を読み続けなければなりません。もし、ポイントがたまらなければ、減点され成績が下がってしまいます。
うちの娘は、とにかく本を読むのが嫌いです。これは、私のせいでもあるのですが、日本語の本は弟の絵本かマンガ程度しか読みません。英語の本も、学年相応の本は彼女には難しいのか、いつも借りてくる本は一学年下の本ばかりです。しかし、ARプログラムのおかげで、半強制的に本を読まされているので、イヤイヤでも「読んでいる」ことに変わりはありません。
もし、このテストがなければ、全く本は読まないでしょう。しかし、それでは学力の基本である読解力はつきませんし、とにかく授業で「読ませる」ことが多いアメリカでは、到底ついていけなくなるでしょう。
私は、自分の子供が小学校の高学年になって始めて、「読書」の大切さを痛感しています。読書が好きなお子さんは、どの教科も必ず伸びていきます。勉強は嫌いでも本を読むことが好きであれば、それで良いと思っています。
では、なぜ彼女には1歳のころから読み聞かせを始めたのにもかかわらず、本嫌いになってしまったのか?その失敗を振り返ってみると、読み聞かせの質が悪かったのだと思います。
最近私は、「読み聞かせは量より質だ」と考えるようになりました。あの頃は、育児に余裕がなく、読み聞かせをしている私は全然楽しくありませんでした。読んでいる最中に、一日の疲れから「早く寝てくれ〜」とずっと頭の中で考えながら読んでいました。これが、彼女に伝わっていたのだと思っています。だから、彼女も楽しくなかったのですね、きっと。ただ、ずっと母親の話を大人しく聞いていなければならなかった。「苦痛の時」だったのだと思います。
それでしたら、疲れている時は読み聞かせは無しにして、自分の心に余裕がある時に、心を込めて読んであげていた方が良かったのだと思います。それが、たとえ毎日でなくても、その方が彼女に「本は楽しいもの」と教えてあげられたのだと思います。
しかし、このARテストのおかげで、楽しい本に出会い、少しずつ読書の楽しみを感じてくれているのではないかと思って期待しています。





