一部の大都会を除き、アメリカの多くの地域で、日本とは比べ物にならないくらい、ゆったりとした住居が選べます。(賃貸)住宅選びについて、いくつかポイントをあげてみます。
間取りの表し方
日本のワンルームマンションのことを「studio」、1LDKを「1 bed room」、2LDKを「2 bed rooms」、3LDKを「3 bed rooms」といいます。
そして、バスルーム(トイレとお風呂のセット)の数を、「1 bath room」、「2 bath rooms」と表します。「トイレだけ」は「half bath」なので、「1.5 bath」といえば、「トイレが2つ、そのうち1つはお風呂付き」です。お風呂は、バスタブが無く、シャワーだけのこともあります。
これらをあわせて、「3 bed / 2 bath」と言ったり、ただ単に「3/2」と表したりします。
住宅の種類
- アパート(Apartment)
都会では高層アパート、田舎では木造2〜3階建てで、中心部に「池」「バーベキューサイト」「プール」「テニスコート」が付いていたりします。せいぜい3bed roomまででしょう。セキュリティーのために、ゲートで囲まれていたりします(gated community)。
- コンド(Condominium)
全体を一つの会社が所有する「アパート」と違い、分譲マンションのオーナーが個人的に貸し出している物件を「コンド」と言います。
- タウンハウス(Towhouse/Townhome)
1〜2階建てで、隣り同士がくっついています。小さなバックヤード(庭)も付いています。
- デュプレックス(Duplex)
2世帯住宅です。日本では、1階と2階で世帯が分かれますが、左右で分かれることが多いです。建物の中でつながりはなく、親子で住んでいるとは限りません。
- 借家(Rental home/Single family)
一軒家です。バックヤードもフロントヤードもプライベートなスペースです。たくさん集まって、gated communityになっているところもあります。
探し方
- インターネット
Rent.com や Apartments.com
などで探す。その土地での相場を知るのに便利です。契約は実際に現地に行って、部屋を見てからです。
- 新聞
地元紙のclassifiedの欄で探し、担当の不動産屋さん・個人に電話をする。
- 賃貸情報誌
スーパーの入り口などに、無料で置いてあることもあります。
- 不動産屋
住みたいと思っている場所をテリトリーにしている不動産屋さん(個人のエージェントの場合もあります)に電話をする。
- 賃貸専用のアパート
管理人室(Leasing office)に直接行き、空きがあれば、その日からでも入れます。時間がない時や滞在が短い場合には簡単で便利です。
- 「For Rent」の看板
希望の地区をまわって、物件を探します。オーナーから直接借りられれば、安いこともあります。しかし、アメリカに着いたばかりで、土地勘がまだあまりない時期に「For Rent」の看板を見つけるのは大変かもしれません。また、オーナーとトラブルになった場合も、自分たちで対処しなければならないので、運もあります。
ポイント
- 治安・学区
治安と学区は密接な関係があります。良い学区の地域は治安も良いことが多いです。家賃も学区の善し悪しで決まります。まず、お子さんの学校を決めて、公立校でしたらその学区内に住居を探されれば間違いないでしょう。お子さんがいらっしゃらない方も、学区を参考になさることをお勧めします。
- 職場までの距離
ご主人の職場までの距離や渋滞なども考慮されるとよいでしょう。
- 洗濯機
古いアパートですと、洗濯機が部屋に無い場合があります。アパート内に「laundry room」があって、共同の洗濯機を使うことになります。部屋に洗濯機(Washer/Dryer in Unit)が必要な方は、最初に確認しましょう。
- 駐車場
寒い地域では駐車場が「屋根付き」か、「野ざらし」かも問題になります。
- 1階
アパートで、特にお子さんがいらっしゃる場合は、1階がお勧めです。アメリカのアパートは安普請が多く、音が大変響きます。「階下の人からのクレームに怯えながら暮らす」ことがないようにしましょう。せっかくのアメリカ生活を思う存分楽しまれるためにも、1階がお勧めです。
- 家具付き(furnished)・家具なし(unfurnished)
短期間の方は、家具付きを探されるのも一つの手だと思います。家具を揃えていくのも、落ち着かない日々が続き、とても不自由な思いをします。それを楽しめる方は良いのですが、ストレスと感じる方は、家具付きにされれば、入居したその日から不自由ない生活ができます。ただ、これも小さなお子さんがいらっしゃる方は、傷や破損といった面倒な問題が発生する可能性があります。逆に、これが気になる方は、家具なしの部屋を借りて、ムービングセールなどで家具を揃えた方が気が楽かも知れません。家具なしでも、冷蔵庫とガス台はたいてい付いています。
- 敷金・礼金
1〜2ヶ月分の敷金(deposit)を払いますが、一般に礼金はありません。不動産紹介手数料も貸主が払うことが多いです。
研究留学者は、予算が限られている、期間が短い、小さな子供がいる場合が多い、などを考慮した上で、私が個人的にお勧めする家探しの方法とは、
- 日本にいる間に、良い学区を調べ、お子さんが通う学校の目星を付けておく。
- その学区内のアパートをインターネットで調べる。 【Rent.com】【Apartments.com
】
- 現地に到着後、目星をつけたアパートに行き、部屋を見せてもらう。
- 現地の不動産屋、新聞広告、賃貸情報誌などで、更に情報収集。
- 気に入った所と契約
短い期間に、何度も引越しするのは、時間もお金も無駄になります。特に、学童期のお子さんのいる家庭では、住居(学校)選びを慎重にしましょう。





