各州の車の免許証は、ここアメリカで大きな力を持っています。自動車の運転が出来る以外に、写真付きの身分証明書(photo ID)としての役割が大きいのです。
その土地に住居を構え、仕事をし、子供を学校に通わせるなど、生活の基盤を移している者が、国際免許証で運転できる期間を1〜2ヶ月に限っている州もありますので、可能であれば、渡米後早い時期に運転免許を取得しましょう。
申請時に、パスポート・ビザ・I-94以外に、ソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号 SSN)証の提出を要求される州があるかと思います。ところが、米国内で就労が認められない者には、SSNは発行されません。その場合は、社会保障事務所からのレターで代用できたり、個人納税者番号(ITIN: Individual Taxpayer Identification Number)を代わりに使えたり、提出を免除されたりと、州により規定はまちまちのようです。
DMV.ORGから、各州のDMVのページに行って、詳細を確認して下さい。
免許取得の大まかな流れとしては、まず、近くの免許センターで学科の試験を受けます。あらかじめ予約をとるか、少々並ぶのを覚悟の上、直接出向きます。学科試験は、コンピューター上のマルチプルチョイス形式で行われているところが多いと思います。
免許センターに、交通ルールの小冊子が置いてありますので、試験を受ける前にその本を勉強されておくと良いでしょう。WEB上で免許試験のテキストブックをダウンロードすることもできます。実際は、日本の免許を持っている方であれば、常識的な質問ばかりですが、英語となると緊張します。
学科の試験に合格すると、視力検査のあと、仮免許証のようなものが発行されます。これは、隣に免許取得者が乗っていれば、運転できるというものです。
その後、実技試験を受けます。予約をとるか、並ぶことを覚悟の上(一日中ならぶ可能性もあります)直接行って受けます。自分の車を持ち込んで、助手席に座っている教官が指示する通りに、試験場内を運転するところが多いと思います。
試験の予約が取れないときは、管轄内の他の試験場を当たってみましょう。試験場により、待ち時間に差があることもあります。
実技試験が終わると、合格者には写真撮影のあと、免許証が発行されます。しかし、最近ではアメリカ国民以外への免許証交付に1ヶ月ほどかかることがあります。中央で犯罪歴などを調べた上で、まとめて交付しているようです。普通は、正式な免許証が届くまで運転できる許可証をくれます。
時間がかかることを考えて、アメリカで直ぐに免許を取る予定の方も、日本で国際免許証を取得して行きましょう。車の運転以外に、身分証明書としても役立ちます。スーパーでクレジットカードやチェックを使ったとき、これをIDとして出せますし、2枚めのphoto IDを要求されたとき、これをパスポートと共に提出できます。
私が受けた二つの州では、免許申請手数料は、合格した後に払い込みましたので、万が一不合格になっても、お金はかかりませんでした。手数料についてもDMVから調べられます。
以前は(9.11前)、外国人にも数年間有効な免許証を発行してくれたのですが、最近はI-94(または DS-2019)の有効期間までの免許証を発行するところが多いようです。ビザを毎年更新している人にとっては、免許の更新も毎年となり大変です。
これ以外にも、アメリカ人はネット上で免許の更新が出来るのに、外国人はDMVオフィスに並ばされたりと、移民の国アメリカでも、外国人に対する扱いが年々厳しくなっています。
こちらで、車を運転されない方は、身分証明書(photo ID)の発行を申請することも出来ます。手続きは試験がないだけで、免許申請と似ています。





