紙の辞書は重くてかさばりますので、普段、持ち歩くことは困難です。しかも英和・和英両方となると、引っ越しの際にも大変荷物になります。また、一つの単語を引くのに、紙をペラペラとめくり、ABCの歌を頭の中で歌いながら単語を探す(私だけ?)...だんだん面倒になり、そのうち辞書は使わなくなってしまいます。
アメリカ生活の必需品、電子辞書。いつどんな時でも使える様に、常にハンドバックに入れています。子供の宿題にも大活躍しますので、是非、購入されることをお勧めします。
今のところ電子辞書の主要なメーカーといったら、下記の5社だと思います。
カシオ、セイコー、それにシャープが人気のようですが、5社それぞれ、多種多機能の辞書があります。また、毎月新しい機種が発売されるとあって、何を買うべきか大変迷います。
最近の電子辞書のベストセラーについては、こちらをご覧ください。
「アメリカ生活で役に立つ電子辞書」を選ぶポイントを比較してみました。少なくとも英和・和英・英英・類義語の4機能が搭載された、英語重視タイプの辞書がおすすめです。
英和辞典
- ベーシックジーニアス英和辞典:40,000語を収録。英語が読めない人のために、発音記号とカタカナ表記を併用。楽しい工夫が満載の初心者向け辞典。
- ジーニアス英和辞典:95,000語を収録。英語を学習する人の為の辞典。豊富な語彙の他、言い回しや語法を丁寧に解説。高校生から大人まで人気の高い中級者向け辞典。
- ジーニアス英和大辞典:255,000語を収録。ジーニアス英和辞典の上位版として、その豊富な語彙が特徴。語法説明と実用的な用例が充実。人名・地名の他、あらゆるジャンルの専門用語も収録。大学生から英語で仕事をする人まで、上級者向けの辞典。
- リーダーズ英和辞典:270,000語を収録。語義の説明が丁寧で、英語の日本語訳をするだけでなく、国語辞典的な訳語の説明も多く含まれるのが特徴。専門用語が多数盛り込まれ、英語論文を読む機会が多い人にお勧めの中〜上級者向け辞典。
- リーダーズ・プラス:190,000語を収録。リーダーズ英和辞典の補強的意味合いのあるリーダーズ・プラス。さらに、専門用語を加え、百科辞典的要素を兼ね備えた、プロの翻訳家も愛用する上級者辞典。
- 新編英和活用大辞典:380,000もの用例の中で、見出し語と慣用的に結びつく語句をわかりやすく記載。英語のコロケーション(連語)、つまり単語と単語の慣用的なつながりを知るための辞書。
英和辞典は最もよく使う辞書です。「ジーニアス」のような学習英和辞典に加え、「ジーニアス英和大辞典」か「リーダーズ+リーダーズ・プラス」があれば、かなり専門的な用語までカバーされます。英文作成をされる方には、なんと言っても「新編英和活用大辞典」がおすすめです。
和英辞典
- ジーニアス和英辞典:82,000語を収録。和英辞書の中に、英和機能が組み込まれているので、英和で引き直す手間を省略できる。連語関連語句や用法が丁寧かつ詳しくのっているので、英作文に役立つ。
- 研究社新和英中辞典:97,000語を収録。日常語から専門用語まで広範囲にわたって網羅されている。文例なども多く収録。
「この日本語を英語でなんて言うんだろう?」という時は、和英辞典を引いた後に、たいてい英和または英英でさらに用例をチェックします。こういう連携は電子辞書の得意とするところです。
英英辞典
- コンサイスオックスフォード英英辞典:240,000語を収録。ネイティブ用の英英辞典。例文の掲載が少ないが、語彙は多い。上級者やプロの翻訳家も愛用。
- オックスフォード新英英辞典:355,000語を収録。ネイティブ用の英英辞典だけあって語彙が多い。説明文が詳しいことが特徴。
- オックスフォード現代英英辞典:80,000語を収録。全世界で愛用される、英語を母国語としない人の為の学習用辞典。語彙が豊富で説明が詳しい、中級者以上に最適。
- ロングマン現代アメリカ英語辞典:84,000語を収録。アメリカ英語の英語学習者用辞典の決定版。説明文に基本的なやさしい単語のみを使い、分かりやすく解説。中級者以上向け。
- コリンズコウビルド英英辞典:110,000語を収録。同じく英語学習者用の辞典。説明文に加え、例文が充実。文法、同義語、語法なども詳しく、中級者以上むけ。
- オックスフォード Collocations:9,000語、150,000の用例で単語と単語の慣用的なつながりを解説。
英英辞典は説明文が英文ですので、必要ないかに思われがちですが、意外と重要です。現地で英語の学校に通おうと思っている方などは、特に必須となるでしょう。ネイティブ向けの辞書よりは、外国人を対象にした学習用の辞典の方が説明文が分かりやすいのでお薦めです。
「コリンズ・コウビルド英英辞典」は説明文がとてもやさしく分かりやすいのですが、イギリス英語なのでアメリカでは違和感があるでしょう。私の周りでは「オックスフォード現代英英辞典」を使われている方が多いですが、以前、私が通っていた英語のグラマーの先生には「ロングマン現代アメリカ英語辞典」を勧められました。説明文がやさしいようです。
英英類義語辞典(シソーラス)
- コンサイスオックスフォード:365,000語を収録。サンプルフレーズにより、語義を説明。英語学習者向け。
- オックスフォード類語辞典:600,000語を収録。コンサイス版を更にパワーアップ。サンプルフレーズにより、語義を説明。英語学習者・プロの翻訳家向け
- ロングマン・ロジェ・シソーラス:250,000語を収録。英語の表現力に役立つ辞典。アクティベータと組み合わせて使うと更に、英語力アップに。
- ロングマン英語アクティベータ:866キーワードを収録。表現の微妙なニュアンスの違いを細かく分析。英文作成に役立ちます。
- コリンズコンパクト類語辞典:300,000語を収録。話し言葉や俗語も収録。反対語もついた、便利な類義語辞典。
シソーラス(類義語辞典)もよく使います。英文を書く時や子供の宿題などでなくてはならない辞書です。これも「オックスフォード系」か「ロングマン系」に分かれます。
その他
日本語の辞書としては「広辞苑」が定番です。その他に、「英会話とっさのひとこと辞典」、「英文ビジネスレター辞典」などの付いている物があります。辞書にTOEIC問題集などは必要ないでしょう。医学系の方には、「ステッドマン医学大辞典」が入ったものもあります(旧機種は、大幅値下げで売ってたりします)。
まとめ
英和辞典は「ジーニアス大辞典」か「リーダーズ」、それに「英和活用大辞典」の有無。英英辞典は「オックスフォード現代」か「ロングマン」かの違いで決めることになるかと思います。更に上を目指す人には、ネイティブ用の辞書がポイントとなるでしょう。
「オックスフォード系」を収録した機種は、各社から出ています。「ロングマン系」は、カシオから出ています。
この他の、ネイティブの発音付きや、メモリーカード対応型、カラー液晶といった最新機能は、なくても十分でしょう(お財布と相談)。
英語初心者の私が、実際にこちらで生活してみて思った事は、自分は初心者と思っていても、出てくる英語はようしゃなく、中級以上の単語ばかり。実生活でよく使う単語や、ちょっとした挨拶程度のフレーズも、教科書には載っていないものばかりです。自分には難しいかな...と思っても中・上級者クラスの辞典を最初に買ってしまった方が、あとあと後悔しないと思います。
大きさは常に車で移動するので、ハンドバッグに入る大きさであれば十分です(画面が広くて見易いです)。厚さについては、液晶が意外にもろいので、薄すぎるものは心配です。液晶の耐久性は考慮してください。
専用ケースを揃えた方が良いでしょう。私は最初ケースがなく、kakaku.comの口コミ掲示板で悪評の高かった、カシオXD-R9000の液晶を割りました。ただし、最近は改善されているようです。
日本で買っていたので、アメリカのカシオで修理したら15,000円も掛かりました。





